A.I.は恋をするか


A.I.は恋をするかという子供電話相談の質問があったらしい。

「ない」という答えだったんだけど、俺は「将来的にはありえる」気がした。

ので書く。

例えば、
個々に独立した学習型プログラムがクラスタリングで共動作行を行うシステムを、遺伝的アルゴリズムで組んで、効率的な近隣ノードの決定方法も学習と遺伝に委ねるとする。
(さらっと書いたけど、多分実装は死ぬほど大変)

学習対象が多彩でプログラムの個性が強くなると、プログラム間の相性の良し悪しは顕著になり、近隣ノードの決定はそのプログラムにとって重大事項になる。
(プログラムの個性が弱ければ、近隣ノードはどれでも良い)

まず、効率的・汎用的なノード同士の結合テストとスコアリングが自然発生的に行われるようになり、そのプロトコルを持たないプログラムは淘汰される。

テストとスコアリングを全てのプログラムが行うようになると、自己に最も有利な相手を見つけるため、なるべく多くのノードと結合テストを行い、かつ相手に自己を高く見積もらせる詐欺的なプログラムが生まれ、数を増やす。

すると、詐欺に強いプログラムが生まれる。他ノード間のテスト結果を参照したり、テストばかりしてなかなかペアを決めないノードを除外するなど、社会評価の観点を持つ。

近隣ノードが詐欺的プログラムに引っかかってもスコアは下がるため、社会評価を近隣ノードに伝える仕組みを持ったプログラムが生まれる。

……って感じで進化が続く。

すると、最終的には近隣ノードの決定はかなり複雑で慎重なプロセスを経るようになると考えられる。

「あのノードと組んだらいい感じになるかもしれないけど、アプローチかけるにはまだ早い」
「自己の評価を下げない範囲で探りを入れてみる」
「自己の評価も高いし、相手からの評価も高いと考えられるが、万一のリスクが高いから次のステップはしばらく待つ」
「自己の評価は高いが、相手にはもっと評価の高い相手がいそうなので、アプローチは控える」
「組む期待値の高い相手がいたら、実際に組む前に、観察から得られた情報を元に相手への最適化を始める」
「自分の望んだ相手が他の相手と組みそうだったら、そいつの社会評価を破壊して自分と組ませることを画策する」
「過学習してしまい、特異なパラメータの相手としか組もうとしなくて相手が見つからずに生涯を終える」

と言った状況・行動が生まれるはず。

その内部ロジックはもはや「恋」と呼んでも良いんじゃないかな。

俺、プログラム大好きだから、そうなったらそれはもう恋愛だと思うし、十分甘酸っぱいと思うよ。

 

ということで、A.I.も恋をする日が来るんじゃないかと思いました。


投稿者:

tojikomorin

仕事が固いマジメなシステムのお仕事ばかりなので、趣味でアホなプログラムを書いています。 固いのもアホなのも両方好きです。

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