「忙しい」が口癖の奴は仕事が出来ない。
これ、結構良く耳にする。
検索して見るとこの説が割と支持されていると分かる。
でもこれ、鵜呑みにしちゃいけないと思うんだ。「忙しい」を言われたら、言った人を責めずに、むしろ言われた自分自身を反省すべきだと思うんだ。
事例
仕事出来るデザイナーさんが、代理店の某氏に最近の状況聞かれて「いやー、忙しいですね…ちょっと今後も暫く忙しそうです。」と答えていた。
デザイナーさんは「良い案件あったら紹介してくれ、最近マインクラフトしかやってない」って俺には言ってたので、そこそこ暇なはずなんだけどね。
でも、彼の「忙しい」は正解だなと思った。その某氏は金にならないのに面倒くさい案件を抱えている。たまに火がついてヤバイ状況の案件を「ごめんね、助けると思って」と持ってくる。
彼の仕事受けるよりも、リソース空けておいて他の仕事を入れられるようにしておくというのは合理的に思える。
最悪でもダラダラゲームしてる方が彼と仕事するよりマシというのも頷ける。
「忙しい」=「お前と絡むのめんどくせー」
「お前と絡むのめんどくせー」を、日本人的ニュアンスにすると「あなたが悪いんじゃないですよ、時間が無い私が悪いのです。だからお引き取り下さい。」になり、それを一言で表現すると「忙しい」になる。
実に日本人的で美しい。
これを繰り返された側が「忙しいばっかり言う奴はクソだ!」と言いたくなる気持ちはメッチャ分かる。うざがられてるんだもの。
そしてその悲しみをネットや本に書いて、冒頭の検索結果が出来上がる。
「忙しい」と言われたら反省したい
「忙しい」って言う人がいたら「忙しいばっかり言われてる方がクソ」なのかもと自省したい。
実際振り返ってみると「忙しくなってしまって」と疎遠になった方はいて、自分はやっぱりその人にきちんと価値を提供できていなかったし、期待を抱かせられてなかった。
そこで相手を責めたとしても意味はなく、次にまた同じ状況を招いてしまうのを防ぐためにどうすれば良かったか、今後どうするかを考えたい。
自分が相手に良い価値を提供出来たり、価値ある人間と思われていたら「忙しい」なんて言われ続けないからね。
人生を100%仕事に費やしてる一部のお社畜な方々は、誰にでも問答無用で「忙しい」だったりするんだけど、そういう人は人としての心がなくなっているので、暫く諦めるしか無い。
その人が会社にとって不要になったタイミングで洗脳は解けるから、それまで待とう。
いや、でも上司の俺に部下が「忙しい」っておかしくない?
わかる。マジ超シンパシー。
仕事の大切さを理解していないのか、一杯一杯で周りが見えていないのか。いずれにしろ解消しないといけない問題がある。
クビにして交代できるならそうすればいいけど、クビにできないなら「忙しい」って言わない状況にしないと。
優先順位を決められないのだったら一緒に決めてあげたり、時間の使い方が下手だったら一緒に仕事見てあげたり、仕事ナメてるなら仕事の恐ろしさを仕事で伝えたり(罵倒や空気で伝えるのは個人的には好きじゃない)。
そのために上司のあなたはいるんじゃない?知らんけど。
まとめ
「忙しいが口癖の人は仕事ができない」を鵜呑みにしてはいけない。
「忙しい」を言われ続けたなら、自分が相手にとって価値のない人間なだけかも。
部下が「忙しい」を言い訳にしてたら、クビにするか、直してあげよう。
参考:大事な人に忙しい時、どう伝えたら良いか
やべぇ、俺、何も考えずに「忙しい」を口癖にしてた…って人もいると思う。そういう人は大事な人と話す時だけ、以下を意識したら良いんじゃないかな。
- 「◯月◯日まで忙しいんですがそれ以降なら開いてるので、今スケジュール決めちゃいましょう。」
- 「今こんなスケジュールなので、合わせて貰えたら嬉しいです。」→ スケジュール開示
- 「ごめん、今死にそーなんだ。今度飲もう!」→ 本当に飲む(飲みじゃなくてもいいけど)
ホイップクリームたくさんのエクレア食って寝る!
面白い!
いつも有難う御座います!