結論
フリーランスとか経営者にはメンターいると良いって言うけど、「上司」という形で試してみたら結構良かったよ。オススメ。
上司を採用した
上司(マネージャ)を採用した。上司としてのタスクを明確にして、対価も明確にした、契約ベースの上司。
組織上自分に対する人事権も仕事に対する決済権もないので、「それ上司か?」という疑問はあるけど、自分が上司と認識するのが大事だと思うので上司とした。
今2ヶ月目位。
何を期待したか
サラリーマン → フリーランス → 経営者… となってきたけど、自分で完結する仕事ばかりだとメッチャ孤独。
そりゃ人は雇っているからメンバーとは話をするけど、話すことは相手のことで、自分や自分の抱えている問題のことではない。
「そんなんじゃ駄目だよ」とか、「頑張ったね」とか、「今日もファイト!」って言ってほしかった。誰でも良いわけじゃなくて、自分がやってることを理解している人に。
多くの経営者は頑張った報いとしての「金」とか「名誉」がこの役割を担ってるように見えるけど、自分はそういうタイプじゃないみたい。
あとはタスク・スケジューリング業務を可能な範囲で外出ししたかった。
あと、自分がサラリーマン時代にマネージャをやって、マネジメント(と言うか適切なケア)次第で人がスゲー成長する・成果出せるのを肌で知っていたので、自分が誰からもケアされていない状態はもったいないなと思った。
具体的なタスク
- 09:00 電話会議 今日やることヒアリング
- 18:00 電話会議 今日やったこと・頑張ったことヒアリング
- ヒアリング項目とためになる話とかアドバイスをレポートする
- たまに offline MTG
1と2は上司がヒアリングするだけ。
3は日に一度上司から来る。好きな時に読む。返事はしない。
4はたまに会って話す。face to face大事。
気をつけたポイント
上司としてのタスクは明確にした。高校生のバイトでも業務出来るレベルに落とし込んだ作業手順書・レポートフォームを作った。「ほめたり励ます」みたいな項目も入ってるw
上司からのメッセージや意見は、毎日送ってもらって、コチラの好きな時に読めるようにした。
「読みたい時に読むから送っておいて」って不遜な感じするけど、「ちょっと言いたい」レベルのことも言えるし、コチラも余裕がある時に腰を据えて受け止められるからね。
あとは、人事権も決済権もない上司だからこそ、「その人の言うことは尊重したい・その人にいいかっこ見せたい」と思える相手にした。
とはいえ、昔から恩のある人や業界の著名人等に依頼などはしなかったし、契約もドライな内容にした。「必要な部分だけ口を出してもらい、明確な成果物を出してもらう。合わない時にサクッと切れる」ことは大事なポイントだと思う。色んな経営者を見てここは痛感していたので少し考えてそうした。
振り返った感想
電話MTGは、毎日報告連絡することでタスクを整理するタイミングが強制的に作れる。週の頭やプロジェクトの開始時にもスケジュールを整理出来る。良い。
自分で開発しているサービスだと時間という概念がなくなってくるけど、ちゃんと報告のタイミングに合わせて「09:00までに仕事モードにする!」とか「18:00までにコレだけ仕上げておくか」みたいになった。
また、日報的な物が自動で出来るのだけど、振り替えれてスゲー良い。
自分の生産量はトータルでちょっと伸びている。(コードベースだけど)
今月納期の仕事もあったけど深夜の無理が減った。もうちょい期間経ないと分からんけど、タスク管理が効いているのかも。
ためになる話・アドバイスに関しては数値的な何かは出てきてないけど、長期的には役に立つと信じているので、もうちょっとしてから振り返りたい。
あと、上司側も頑張ってる若者(そう見えているとのこと)を応援・サポートするのは楽しいらしいので良かった。
結論
フリーランスとか経営者にはメンターいると良いって言うけど、「上司」という形で試してみたら結構良かったよ。オススメ。